大曲小学校6年生を対象に出前福祉講座を開催し、高齢者疑似体験してもらいました。

高齢者疑似体験は、誰もが経験するであろう加齢変化としての体の不自由さや視覚・聴覚の衰えなど身体機能の低下や心理的変化を、疑似的に身をもって体感できるようサポーターなどの専用器具をつけおこないます。

職員から高齢者の心と体の変化について説明を受けた後、装具をつけて階段をおり様々な体験を用意した家庭科室へ。体験・介助・観察の三人一組で、買い物や着替え、ゴミ捨てや電話帳から番号を探したりなど、日常生活の中で「今できていること」が「どういう風に難しくなるのか」を実感する機会になったと思います。

こどもたちの登下校を見守ったり、ラジオ体操や町内会の活動・世代間交流で一緒に遊んだ元気な方々を見る方が多いと思いますが、これから困っていて大変そうな方を見かけた時にこの講座を思い出して、寄り添った行動や声がけが出来るような体験につながっていると嬉しいです。