【福祉体験サポーター養成講座】
今日開催する講座は学校等の福祉教育の場面で、体験活動のサポートをしてくれる人材を養成することを目的として開催しています。令和5年度は高齢者疑似体験3回、車いす体験に3回、延べ9人の方のご協力していただきました。
 今回は座学と体験の両方でおこない、実際に利用する方や高齢者の心と体の変化についても実感していただけるような講座にしました。
 
まず午前中は車椅子介助の知識と技術について座学をした後、六戸町文化ホールから交差点を渡り六戸町役場まで体験してきました。実際に乗ってみると気づきもたくさん。玄関マットの少しの段差でも前のキャスターが引っ掛かる、押し上げるにも腕力だけではあがらないなど、実際に屋外で人が座った状態の車イスの操作の大変さを感じてもらい、コツを何度も練習する様子もありました。
目線の高さが違うことで何度も利用している文化ホール風除室の天井の細工を見つけたり、風や花壇や道路など立って歩くことの温度の差を感じたり。また介助の声がけの仕方で安心感が変わることなど感想をもらいました♿️中には「母にもっと優しく声がけしてればよかった~💦足!足!!!って言ってたわ💦」と反省もありました。
戻ってきて、移送サービスで利用している車への乗降の仕方を見てもらいました。ベルトで引き上げたり、別の車輛ではリクライニング車椅子も乗降できることを説明。自動でもおこなえるので、女性でも介助しやすいことも理解していただきました。

午後は高齢者疑似体験。つける装具や何を感じるためのものか一つ一つ説明。実際に体験してみると100円玉が分かりにくい場所が卓上や床など人によって違ったり、関節の動きの鈍さや可動域の狭さを感じるためラジオ体操をしてみたり。装具を外した時には「さっぱりしたー!」と若返った気持ちになった様子でしたが、さすが養成講座!子どもたちのサポートをするときに声がけや注意するところなどをそれぞれ再確認し、メモを取っていました。みなさんへ修了証をお渡しし、今年度は町内小中学校最後の、来年は六戸学園最初の講座へのご協力をおねがいし、今回の日程を終了しました。暑い中、本当にお疲れ様でした。