9月12日(木)六戸町老人福祉センターで『災害ボランティア研修会』を開催しました。「災害ボランティア」は近年の自然災害でよく耳にするようになりましたが、どのような活動をし、ボランティアセンターの役割や流れについて実践を通して運営についての基礎的知識を学び、迅速に対応できる体制づくりを目的におこないました。

まずは、六戸町社協から酒田市災害ボランティアセンターブロック派遣報告。日々変化している状況に対応し、被災者の声やセンター運営の状況について、現場で学び感じたことを伝えてもらいました。

続いて、青森県社会福祉協議会 地域福祉課 北山氏より『災害ボランティアセンターの役割』について、センターの仕組みをはじめ、県社協の取り組みや近年の支援状況についてお話しいただきました。”災害ボランティア”は”被災者の生活再建のため=日常を回復するためのサポート”で、困っていることにあわせて「なにかしたい」という人が出来ることをする・特定の人しかできないことではないということを理解し、また自分たち自身が何が出来るのか・備えるべきなのかを考える機会になりました。

昼食には、アルファ米を体験。お湯を入れかき混ぜ7~10分ほどで、白米や炊き込みご飯が出来上がりました。アルファ米の実食は初めての方がほとんどでしたが「意外とおいしい!」「思っていたより普通のご飯のようで食べやすい。」と普段の生活の中で備えておきたいリストに入った方も多かったです。今回は六戸社協お手製鶏汁も炊き出し提供。職場体験の中学生も材料を切ったり、お椀によそった鶏汁をみなさんに運んだりお手伝い。七戸町社協の実習生も喜んでたくさんおかわりしてくれました。

午後はボランティアセンター運営訓練。職員が受付やマッチング班など実演し、災害ボランティアに参加する流れを体験してもらいました。参加者からかつて水害もあったことから、油断せず備えることの必要性についても意見がありました。参加者の不安や熱意、それぞれの思いが交錯する中、冷静に判断し地域の様々な担い手の参加と協力を得て「協働」していくことを私たち職員も学ばせていただきました。