先日、開知小学校5年生を対象に出前福祉講座<高齢者疑似体験>を実施しました。
まずは加齢による体と心の変化について、職員から説明を行いました。
そして、高齢になり『白内障という目の病気になると、物が黄色くぼやける』感覚を、文字がどのように見えるのかゴーグルをつけて体験。文字だけは分かりにくい感覚ですが、実際にみて驚きもあったようです。
その後は、福祉体験サポーターの皆さんにも協力していただき、高齢者疑似体験セットを装着していきます。『心も身体も80歳になったつもりで』と説明すると、口調まですっかり孫とおじいちゃんおばあちゃんになったみなさん。
「階段ですよ!足元に気を付けてね。」「ボタン見えてるかい?ここに通すんだよ。」などお互いに声をかけ合い、介助と交代でおこないました。
重りの入ったサンダルや関節の可動域の制限がある中での階段昇降や体育館の端から端までのゴミ捨ての体験、腰が曲がった状態で寝起きなど、体力があるので無理やりでもこなしてしまっていましたが、装具を外した時に「体が軽い、全然違ったな~」と再確認していました。
今回の体験を活かしてもし困っている様子が会った時に声をかけたり、お手伝いしてあげてくださいね。