3月10日(月)六戸町老人福祉センターにて開催しました。
高齢者世帯等が地域社会から孤立することなく安心して暮らすために、見守りサポーターを配置しているが、町内会をはじめとする関係諸団体等と相互に連携を図るため、活動事例等の共有により、地域全体でのさらなる見守り活動へ繋げてほしいと、民生委員・見守りサポーター・区長へ案内し、29名参加いただきました。
まず、社会福祉協議会より見守りサポーターの活動や、各地区で開催した情報交換会(見守りネットワーク会議)での事例について説明しました。各地域ごとに民生委員を中心とし集まった方や町内会の代表者などが『見守りサポーター』となり、地域に住むひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯のみなさんの様子を見守り、何か困ったり様子が普段と違った時、包括支援センターや社協へ繋いで早期対応ができるようご協力いただいています。

また、地域支え合い講座・地域座談会で発表された地域のお宝(個々のつながりや集いの場などの地域資源)、町内における様々な事例も紹介しました。コロナ禍で自宅の中での活動に慣れてしまって、社会参加や他者との交流が減ってしまった方も多くいる現状をふまえ、これまでの皆さんの細かな「気配り・心配り・目配りによる見守り」、令和6年度は「声掛けコミュニケーション」、令和7年度は「顔の見える関係性づくり」に注目しておこなっていただくようお話ししました。
また、町地域包括支援センターより保健師を招いて、地域包括支援センターの役割や介護予防事業についてお話しいただきました。
『包括支援センター』は高齢者のみなさんが住み慣れた六戸町で自立した生活を継続できるように、介護・福祉・保健・医療など、さまざまな面で支援する部門です。
そして、年齢を重ねるにつれ心身が弱っていく様子『フレイル』を予防するための活動や、『遊遊クラブ』や各地域でおこなっている『いきいき百歳教室』など実際に参加している方の声も交えつつ介護予防から繋がる活動についてお話しくださいました。
最後に、「地域のつながりを見直そう」と題して、顔の見える関係性の構築や災害時の避難声掛けなど、今できることは何か意見交換会を行いました。
普段からのコミュニケーションの大切さの他に、小松ヶ丘地域の防災防犯、中には、六戸学園開校により閉校になる学校が避難場所になっている地域の今後のあり方や、町での防災・避難マニュアル、防災訓練の実施など防災について積極的な意見が出されました。