【六戸町手をつなぐ親の会】の事務局として、六戸町社協から同行した報告です。

【六戸町手をつなぐ親の会】は、六戸町知的障害児(者)の親及びその趣旨に賛同する者をもって組織され、知的障害児(者)の人権尊重の基本に立ち、その育成と福祉の増進を図ることを目的としています。この交流会も、お子さんたちは施設入所しているため、コロナ渦による外出制限や自粛により実施できずにいました。一昨年は親だけ参加し町役場より講師を招いて研修会、昨年は県社協より講師を招く予定もコロナ感染防止のため中止。今年度は会員のお子さんが施設から外出できるとの事で「知的障害者及びその家族がお互いの親睦を深め、自らの活動意欲を育成するとともに、地域の人々の理解と協力を得ながら、社会に融和することを目的として開催する。」と実施となりました。

今年は久しぶりのため、以前もお世話になった南部町の蹴揚農園さんへさくらんぼ収穫体験に行きました。車いすでも届く低い部分にもたくさん実がなっており、親も座りながら食べる手を止められないと、十分に楽しむことが出来ました。

また、近くのチェリウスへ移動し、昼食。従業員の方が玄関で車いすを持ち上げてくださったり、トイレや部屋へ案内や食事もスムーズに提供してくださったり、予定時間を繰り上げることができました。ありがとうございました。

みんな揃うとうれしいのか、今日はたくさん食べてくれているそうです。また、会員それぞれの食事の際の声掛けや介助、お互いの施設や生活状況を話したり、最近出かけたルートなど情報共有をおこない、参考にしていました。

バスの乗降は背負ったり抱いたり、車いすの積み下ろしも手の空いている人がおこないました。階段を下りる高齢者の方にさっと手を差し出すことは出来ても、「介助」となると私もどうしたらよいのか戸惑ってしまい、他の方に「お手伝いしてあげてー」と先に言われてしまいました。難しく考えず、まず声をかける・手を差し伸べるにしてもどこをどう介助するのがよいのか尋ねる、そうしたきっかけを学ばせていただきました。ありがとうございました。