六戸町就業改善センター2階大ホールで、「令和5年度六戸町災害ボランティア研修会」を開催しました。
町総務課 防災担当 松村主査より「災害に対する六戸町の取組み」について説明がありました。またホールには実際に保管されているダンボールベッドの体験コーナーや備蓄食も数種類準備していただきました。ペットボトルの水は八戸圏域水道企業団様より提供いただくそうですが、期限が切れたものに関しても生活用水として活用できるよう保管されているそうです。その他の備蓄や協力体制もあり、緊急一時的な対応が出来る状況ではあるそうですが、やはり家庭で個々の対策が重要だと感じました。
続いて、昨年度8月10日大雨による水害被害があった鰺ヶ沢町から社会福祉協議会 井上事務局長より、「被災状況と災害ボランティアセンターの役割について」「時間経過とともに変化する被災者支援について」2部構成の講話をいただきました。
これほどの被害で、町が越水の4時間前から避難勧告と避難所開設、消防による当日中の浸水地区445件の安否確認、結果的にケガ人や死亡者を出なかったそうです。
鰺ヶ沢町社会福祉協議会 Facebook活動の状況はこちらでも詳しくご覧いただけます。
参加者から「六戸町は災害のない無い良いところ」という会話もありましたが、実際に昨年の大雨では町内の用水路が道路とほぼ同じ高さまで増水したり、奥入瀬川も河川敷のプレハブが流されるなど被害も出ていた様子を聞いて、意識も少し変わったようです。「まさかうちの町が」「今回も大丈夫だろう」「避難なんておおげさな」ということありません。そして自分のことは自分でまかなえるよう、日々の生活のレトルト食品などを使いまわせるかなどの小さなことでもよいので、いざという時にどうしたらよいのか一度考えておきましょうね。