六戸町社会福祉協議会では、高齢者世帯等が地域社会から孤立することなく安心して暮らすために、民生委員を中心とした見守りサポーターを各地区へ配置のお願いをしています。町内会をはじめとする関係諸団体等と相互に連携を図るため、活動事例等の共有により、地域全体でさらなる見守り活動を行うことを目的とするため、定期的に会議も行っています。

3月11日、これまでの活動を振り返る機会として、民生委員・見守りサポーター・区長へお声掛けし実施報告会を開催、22名出席しました。

社協からは見守りサポーターネットワーク会議開催についての報告の他、各地区の会議で聞こえた声やサポーターのみなさんからいただいた活動日誌から見えてきた「気になること」、社協や町包括支援センターへ「つないだこと」を紹介。

かつては町内の中で小さなことを頼んだり、町内会活動が盛んだったり、ご近所さんでお互いに頼み事やおすそわけなど行き来があったものです。しかし、今は隣近所でもどういう人が住んでいるのか知らないことも珍しいことではなく、町内会に入らない方も増えています。生活様式が変わってしまったこの数年で特に希薄化し、町内会や様々な集まりにも出てくる人も少なくなりました。その中でも見守りサポーターさん一人ひとりの活動で、ちょっとした気づきから得られることが重要な情報に繋がることをお伝えすることができました。

さらに、包括支援センター赤平様から、地域における高齢者世帯の見守り活動についてお話ししていただきました。

包括支援センターとしても、得られた報告で迅速に対応できたケースもあり、日頃からのみなさんの活動にとても感謝していました。見守りについて、個々のつながりや連携体制を時には残念な結果を聞いたり、不愉快な思いをされたりする機会もあると思うのですが、日頃の見守り・気にかけていただくことで、安心して暮らしている高齢者も多くいらっしゃることを改めて伝えていただきました。

また、これまでの活動での疑問点の解消や、他の地域での活動状況など情報共有も含めて参加者同士で意見交換会を行いました。

身近なところから声がけや登下校時の見守り、お互いが見守り見守られるようつどいの場を作る事、またサロンや町や地区の行事への参加やお誘いの声がけなどたくさんの意見がでました。サロンやシニアクラブ、子育て応援事業など社協で関わっていることだけではなく、町内会や何か活動を始めたいなど、お声掛けいただければ一緒に考えていきたいと思っています。

高齢者だけではなく子どもたちも含めて、安全に住みつづけられる六戸町になるよう、今後も引き続きよろしくお願いします。